甘やかしてあげたい、傷ついたきみを。 〜真実の恋は強引で優しいハイスペックな彼との一夜の過ちからはじまった〜

***

 休み明けの月曜日。
 出社すると島内さんは早速、室長にフットサルの件をもちかけた。

「フットサルか。人気があるのか?」
「今は下火なんですけどね。来年あたり、息を吹き返しそうだっていう極秘情報を掴んだんで」

「極秘情報な。そこはちょっと疑わしいけど、まあ島内に勝算があるんなら、とりあえず動いてみろ」
「はい。ありがとうございます」

 彼はすぐに瀧選手が所属するアズーリ東京の広報とアポを取り、出かけていった。
 
 相変わらず、すばやいなあと、彼が出かけていく姿を見送っていたら、橋本さんがわたしの席にやってきて、そっと耳打ちした。

「おめでとう」

 ぱっと振り返ると、にこっと笑って席に戻っていった。
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