黒曜の戦場


「あ、女神さん」



朝から私に気付いてくれた赤髪くんに、それに気付いてこちらにぺこりとしてくれる黒髪くんと黄色……金髪くん。

なおこの前の金髪くんとは別の人のようで、ベリーショートでサイドが刈り上げられている金髪くんだ。

イカついなぁ……。

ちょっとビビってしまう。



「俺たちもう今日の午後には仕事なくなると思うんすけど」

「……え」



これまで共にこの戦場を歩んできた彼らが……午後には仕事がなくなると……?

あれ、私の仕事もなくなるのだろうか……?



「俺たち不器用揃いで、ベタと消しゴム掛け以外ほぼ出来ねぇんで、もう残りがトーンとか背景とかペンの作業になるとなんも出来ないんすよね」

「な、るほど?」



君たち消しゴムもちょっと甘い所があったくらいだもんね!!!

といっても毎回メンバーが変わっているので今日の二人はどうなのか知らんけど。



「午後は未夜さん来るんですけど、もう下で細かい作業の出来る奴いないんで」

「それはつまり午後から未夜くんと二人でドキ☆ドキパラダイ──」

「ゲフンッ」

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