相思相愛・夫婦の日常~はる♡もも編~
永遠のライバル
「ごめんな、永遠」
「ほんとだよ!ももちゃんが隣にいなかったら、来なかった」
かなり不機嫌な永遠。
百枝をマンションに連れて帰り、今は晋作の家にいる。
電話で呼び出され断ろうとしたが、百枝に「行ってあげて」と言われた為、しかたなく来たのだ。
「で?何?
ももちゃんに、一時間で帰るって言って来たんだ。早く、手短に、用件を言って!」
「聖愛が、戻ってきたみたいなんだ。
それで、俺達を探してる」
鈴綿 聖愛。
他校の同い年の男で、三頭軍である永遠達のライバルでもある。
しかし、決して悪い人間ではない。
どちらかというと、三頭軍である永遠達の方が“悪”である。
聖愛の仲間を、永遠達が返り討ちをして大怪我をさせたから、聖愛が仕返しに探しているのだ。
普段は、決して自分からは手を出さない男だ。
「はぁー、めんどくさい……」
「でも、対処しないと百枝ちゃんにも迷惑がかかるだろ?」
「わかった」
「つか、永遠。百枝ちゃん、一人で大丈夫なの?」
冬樹が心配そうに言った。
「うん。居留守つかうように念押ししてるし、一人で外に出るなって言ってるから。
もう、暗いし!」
「だったら、大丈夫だな!」
晋作もホッと肩を撫で下ろした。
━━━━━━━━━━━━━
「あーー!これ、はるくんの大好きなグループのロゴ入りクッションだ!」
永遠が帰ってくるのを、夕食の準備をしながら待っている百枝。
だいたい作り終え、今はスマホでネット情報を見ていた。
そこには、永遠がファンクラブにまで入っているバンド・青神とコラボしたコンビニ限定のクッションが販売したとの情報がながれていた。
「え?し、しかも!今日から!?」
今日からのイベントで、初日はクッションを買うとタオルまでついてくるという、これ以上ないビックな情報だ。
「とにかく、はるくんに連絡して━━━━━」
でも、こうしてる間にも売り切れてしまうだろう。
かなり人気の高いバンド。
今から行ってもないかもしれない。
でも、もしかしたら……まだ残っているかも?
“ももちゃん、絶対!何があっても外に出ちゃダメだからね!一時間位で帰ってくるから、お願いだからお留守番してて!”
でも、永遠の喜ぶ顔が見たい!
コンビニなら、マンションを出て徒歩一分程だ。
「よし!!」
百枝は、急いでマンションを出たのだった。
「ほんとだよ!ももちゃんが隣にいなかったら、来なかった」
かなり不機嫌な永遠。
百枝をマンションに連れて帰り、今は晋作の家にいる。
電話で呼び出され断ろうとしたが、百枝に「行ってあげて」と言われた為、しかたなく来たのだ。
「で?何?
ももちゃんに、一時間で帰るって言って来たんだ。早く、手短に、用件を言って!」
「聖愛が、戻ってきたみたいなんだ。
それで、俺達を探してる」
鈴綿 聖愛。
他校の同い年の男で、三頭軍である永遠達のライバルでもある。
しかし、決して悪い人間ではない。
どちらかというと、三頭軍である永遠達の方が“悪”である。
聖愛の仲間を、永遠達が返り討ちをして大怪我をさせたから、聖愛が仕返しに探しているのだ。
普段は、決して自分からは手を出さない男だ。
「はぁー、めんどくさい……」
「でも、対処しないと百枝ちゃんにも迷惑がかかるだろ?」
「わかった」
「つか、永遠。百枝ちゃん、一人で大丈夫なの?」
冬樹が心配そうに言った。
「うん。居留守つかうように念押ししてるし、一人で外に出るなって言ってるから。
もう、暗いし!」
「だったら、大丈夫だな!」
晋作もホッと肩を撫で下ろした。
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「あーー!これ、はるくんの大好きなグループのロゴ入りクッションだ!」
永遠が帰ってくるのを、夕食の準備をしながら待っている百枝。
だいたい作り終え、今はスマホでネット情報を見ていた。
そこには、永遠がファンクラブにまで入っているバンド・青神とコラボしたコンビニ限定のクッションが販売したとの情報がながれていた。
「え?し、しかも!今日から!?」
今日からのイベントで、初日はクッションを買うとタオルまでついてくるという、これ以上ないビックな情報だ。
「とにかく、はるくんに連絡して━━━━━」
でも、こうしてる間にも売り切れてしまうだろう。
かなり人気の高いバンド。
今から行ってもないかもしれない。
でも、もしかしたら……まだ残っているかも?
“ももちゃん、絶対!何があっても外に出ちゃダメだからね!一時間位で帰ってくるから、お願いだからお留守番してて!”
でも、永遠の喜ぶ顔が見たい!
コンビニなら、マンションを出て徒歩一分程だ。
「よし!!」
百枝は、急いでマンションを出たのだった。