交際0日、冷徹御曹司に娶られて溺愛懐妊しました

「どうした」
「このセレクトショップにはこれまでもよく女性を?」


そうでなければ女性向けの店は馴染みがないだろうし、自宅にまで商品を運んでもらえないだろう。お得意様だからこその扱いだ。

吉鷹が目を細め、にやりという顔をする。


「ヤキモチか」


ずばり指摘されて、一瞬言葉に詰まったが――。


「……ダメですか?」


目を逸らしつつ素直に白状した。
吉鷹がほかの女性に洋服をプレゼントするシーンを想像してモヤモヤする。


「いや。気分がいい。じつに爽快だ」


言葉の通り、吉鷹は溢れんばかりの笑顔だ。
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