交際0日、冷徹御曹司に娶られて溺愛懐妊しました

いきなり宣戦布告をされ、喉がつまってむせた。


「おい、大丈夫か? ほら、これでも飲め」


吉鷹は後部座席に手を伸ばし、ミネラルウォーターのペットボトルを茉莉花に差し出した。受け取るのを躊躇っていると……。


「心配するな。まだ口はつけてないし、妙な薬を混ぜたりもしてない」
「……妙な薬ってなんでしょうか。そういうつもりではなく、意外と優しいんだなといいますか……」


茉莉花が正直に打ち明けると、吉鷹は吹き出した。


「意外はよけいだ。だがこのくらいで優しいと思うとは、茉莉花はずいぶんとハードルが低いな」
「ま、ま……茉莉花?」
「キミの名前は茉莉花じゃなかったか?」
「そうですが、いきなり呼び捨てなので」


おかげで不必要に鼓動がドクンと弾む。


「これでも俺たちは神様の前で永遠の愛を誓った仲だ」
「それは――」
「まあ聞け」
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