私(俺)の不器用な愛情表現【番外編】
テスト最終日に久々の部活に行けば。
煌くんが
「なぁ。ゲノ〇〇トって何?」
って友達に聞き出して。
はい、完璧に塾での私の話聞いてたよね。って思った。
「ポ〇モ〇だよ!知らねぇーの?」
「うん。知らない。」
「C〇でやってんじゃん!でも、それがどうしたん?」
「いや、なんでもない。」
思ったでしょ?
私には似合わない名前だって。
だって、あれ。神速なんだよ??
私に似合わなさすぎでしょ!!
そう言って笑ってよ。
笑って欲しい。ほんとに。
それからというもの。
男子に煌くんが誕生日を聞かれた時には。
「6月です。」
って言って、私の方を見てきた。
ここで、「うちも!!」って言いたいところだったけど言えなかった。
高校入試の模試が始まって。
男子たちが私の事嫌いなくせに、「どうだった?」って聞いてきた。
その中に、何故か関係ない煌くんが入っていて。
さりげなく私の右隣にいた。
あの、聞かれたくないんですけど。なんて思いながらも、言わなくちゃいけないから。
すごく悪い89点という点数をみんなの前で晒した。
「勝ったー!」
っていう声に。
右隣の人は、真剣な顔で考え込んでいた。
当事者よりもなぜ君がそんなに深刻そうなの?
なんて疑問は口には出せなかった。