私(俺)の不器用な愛情表現【番外編】



テスト最終日に久々の部活に行けば。





煌くんが


「なぁ。ゲノ〇〇トって何?」


って友達に聞き出して。




はい、完璧に塾での私の話聞いてたよね。って思った。




「ポ〇モ〇だよ!知らねぇーの?」

「うん。知らない。」

「C〇でやってんじゃん!でも、それがどうしたん?」

「いや、なんでもない。」


思ったでしょ?



私には似合わない名前だって。



だって、あれ。神速なんだよ??



私に似合わなさすぎでしょ!!




そう言って笑ってよ。



笑って欲しい。ほんとに。

















それからというもの。



男子に煌くんが誕生日を聞かれた時には。



「6月です。」


って言って、私の方を見てきた。



ここで、「うちも!!」って言いたいところだったけど言えなかった。




高校入試の模試が始まって。



男子たちが私の事嫌いなくせに、「どうだった?」って聞いてきた。




その中に、何故か関係ない煌くんが入っていて。




さりげなく私の右隣にいた。



あの、聞かれたくないんですけど。なんて思いながらも、言わなくちゃいけないから。




すごく悪い89点という点数をみんなの前で晒した。



「勝ったー!」


っていう声に。



右隣の人は、真剣な顔で考え込んでいた。




当事者よりもなぜ君がそんなに深刻そうなの?


なんて疑問は口には出せなかった。



< 18 / 106 >

この作品をシェア

pagetop