私(俺)の不器用な愛情表現【番外編】
暫くして。
煌くんの体操服のカバンが変わった。
私と同じやつ。
それは、ウルトラマラソンに参加した人や補助員をした人しか持ってないもの。
きっと、煌くんのお父さんが補助員をしたのだろう。
私は兄から貰った。
だけど、私と同じものを持つことで。
嫌われている私と同じなんだから。
やめた方がいいよ!とか言われるに決まってる。
それどころか、合田先輩の時みたいに悪口を言われるかもしれない。
そう思って、私が変えた。
煌くんにまで嫌な思いはさせたくなかった。
そうこうしているうちに。
駅伝当日になった。
あ、去年私のタイムを書き換えてメンバーに入れなかった先生はもう来なくなったし。
副校長も赴任してきて1年だったけど、また飛ばされたから。
今度はちゃんと早いやつを出すってやる気なかった私を呼び出して言われた。
だから、私は無事に四区を走ることになった。