私(俺)の不器用な愛情表現【番外編】
そしと、練習が終われば。
週に2回程、野々村くんに、はるちゃんと質問をする。
そんな日々を送っていた時だった。
インターバル、400×6本を走り終えて夏織ちゃんと流しに行く時に
「あー、体が動かん。あ、違った!手が動かんのだ!」
そう言って私を見てくる煌くんがいた。
暗くなっていたし、距離も2、30メートル離れていた。
それに、よく私が流しをしに行こうとしてるってわかったな。
と思った。
煌くんに対して冷たい態度ばかりとってると自覚があったから、今日だけ。
そう思って、とびきり、自分の持てる全てで笑顔にした。
面白い!そう思ってることが伝わるように。
そしたら、
「美麗ちゃん、どうかした?」
夏織ちゃんに聞かれて
「いやね?合田くんが『あー、体が動かん。あ、違った!手が動かんのだ!』って言ってたのが面白くてね?」
そう言うと夏織ちゃんは納得した。