私(俺)の不器用な愛情表現【番外編】
そんな風に送っていた日常も。
もう、気づけば地区予選の開会式になっていた。
この日は、夏織ちゃんも。はるちゃんもいない。
他部活だからね。
練習を終えると、昼ごはんを食べた。
煌くんは、ホワイトボードに絵を描いていったけど、その絵が……面白くて笑ってしまった。
勿論、萌結ちゃんも笑ってた。
開会式の会場に行けば。
私と萌結ちゃん以外は遊ぶし。
煌くんは、私が遊ばないとわかると、遊んでた。
そして、いつの間にか野々村くんと仲良くなってた煌くんは
「先輩、俺はA高行くんですけど。A高の方がいいですよ。」
って野々村くんに言うと私の方を見てきた。
その時にやっとわかった。
あの時、男子たちに紛れて私の点数を聞いていたのは。
どこの高校なら受かるか。考えていたからだと。
私も煌くんと同じ高校に行きたいと思ってたから、嬉しかった。
でも、それは無理だった。
私の父は高3になる前に退職する。
そしたら、兄2人がK高出身で。
その近くに家を建てたから、A高は必然的に片道1時間の遠い所となる。
だから、無理なんだ。