俺様外科医は初恋妻に一途な愛を貫く~ドSな旦那様の甘やかし政略結婚~
「ひさしぶりに千里ちゃんに会えてうれしいよ」

光一さんは温かく迎えてくれた。社交辞令のようには聞こえず、ほっとする。

「私も……光一さんに会えてうれしいです」

「我が家に招待するよ。その前に電話しないといけないところがあるから、少しだけ待ってもらえるかな」

「はい」

光一さんがどこかに電話をしている間、待合室で待たせてもらった。

患者さんたちが帰り、看護師さんや事務員さんも退勤すると、私と光一さんは最後に診療所を出る。

光一さんの家は少し離れたところにあった。

悠然と佇む一軒家は、島の景色に調和する大きな平屋だ。室内はワンフロアになっているという。

「ただいま」

明かりの点いた家の玄関を開け、光一さんが中に向かって声をかけた。

「おかえりなさい」

部屋から出てきた人物に、思わず声を上げそうになる。

エプロン姿の美桜さんがどうして光一さんの家にいるのだろう。

「彼女は公私ともに僕のパートナーなんだ。ここで一緒に住んでる。近いうちに両親に紹介し、結婚するつもりだよ」

光一さんが教えてくれた。

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