俺様外科医は初恋妻に一途な愛を貫く~ドSな旦那様の甘やかし政略結婚~
このあとは銀座を案内してほしいと、アシェルさんに急きょお願いされたからだ。

銀座は意外と外国人に人気のスポットらしい。

近代的な高級店と懐古的な建物が融合している美しい街並みが魅力的なのだそうだ。

さらに歩行者天国は日本独特の文化で、道路を歩くというのは貴重な体験みたいだった。

「ニューヨークの五番街と似ているけれど、銀座には独特の趣があるね」

アシェルさんは興味深そうに銀座の建造物を眺める。ここでもたくさん写真を撮っていた。

一回り年の離れた妹に、日本限定カラーのブランドバッグをねだられたのだと呆れたように口にしながらも、早速目当ての店に足を運ぶアシェルさんは優しいお兄さんだ。

「ついでに千里も新しいバッグを買えばいい。プレゼントしてやるよ」

アシェルさんの付き添いで高級ブティック内をうろうろしていると、隆成さんに声をかけられた。

「えっ。ついでにプレゼントしてもらうには高すぎますよ」

「千里はお嬢さま育ちなのに、本当にしっかりしてるよな」

遠慮する私に、隆成さんは苦笑いした。

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