俺様外科医は初恋妻に一途な愛を貫く~ドSな旦那様の甘やかし政略結婚~
「母も必要以上に物を持たない人だからかもしれません。けっこう堅実なタイプなんですよ」

「堅実といえば、事務長が千里は謙虚に学ぶ姿勢があって素直だと褒めていた。千里の性格は母親譲りなのかもしれないな」

いきなり仕事の話になるも、私ははにかむ。

「どうでしょう……。でも、事務長がそうおっしゃってくれていたならうれしいです」

受付では私が一番新人でなんでも教えてもらう立場だから、しっかりと話を聞くように心がけている。

「で、どのバッグにするんだ?」

「本当にいいんですか?」

「もちろん」

隆成さんが買ってくれる気満々なので、甘えることにした。実はちょうど通勤に使えそうなバッグがほしかったのだ。

店員さんにシンプルで実用的な形のものをいくつか持ってきてもらった。

気に入るものが見つかり、カラーはホワイトを選ぶ。汚れるのが心配だけれど、明るい色のほうが通勤時に心がウキウキしそうだ。

「隆成さん、ありがとうございます。大切に使いますね」

< 68 / 127 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop