俺様外科医は初恋妻に一途な愛を貫く~ドSな旦那様の甘やかし政略結婚~
実は私にはこの隆成さんにファーストキスを奪われたという、苦すぎる思い出があるのだ。
「隆成は今朝帰国したばかりなんだよ。それより千里ちゃん、着物すごく似合っていてかわいいね」
光一さんが早速褒めてくれ、一気に気分が上がる。
「ありがとうございます。光一さんにそう言ってもらえてうれし……」
「ふぁああ」
私の喜びの言葉を、隆成さんのあくびが遮った。
失礼極まりない態度に目を剥くも、隆成さんはどこ吹く風だ。
「こら隆成、しゃんとせんか」
「ごめんなさいね、この子、時差ボケで」
慌てる彼の両親を尻目に、隆成さんは二回目の大あくび。ただただ最低。
時差ボケならわざわざ来なくてもよかったのに、と思う私は心が狭いのだろうか。
そもそもなんのための一時帰国なのか。
白木のテーブルを挟んで向かい側に座ると、席順に違和感を覚えた。
相馬家は奥から順に光一さんのお父さま、お母さま、そしてその隣に隆成さん、光一さんは端っこだ。
こちらは父、母、私の順だから、私の正面が隆成さんになる。
「隆成は今朝帰国したばかりなんだよ。それより千里ちゃん、着物すごく似合っていてかわいいね」
光一さんが早速褒めてくれ、一気に気分が上がる。
「ありがとうございます。光一さんにそう言ってもらえてうれし……」
「ふぁああ」
私の喜びの言葉を、隆成さんのあくびが遮った。
失礼極まりない態度に目を剥くも、隆成さんはどこ吹く風だ。
「こら隆成、しゃんとせんか」
「ごめんなさいね、この子、時差ボケで」
慌てる彼の両親を尻目に、隆成さんは二回目の大あくび。ただただ最低。
時差ボケならわざわざ来なくてもよかったのに、と思う私は心が狭いのだろうか。
そもそもなんのための一時帰国なのか。
白木のテーブルを挟んで向かい側に座ると、席順に違和感を覚えた。
相馬家は奥から順に光一さんのお父さま、お母さま、そしてその隣に隆成さん、光一さんは端っこだ。
こちらは父、母、私の順だから、私の正面が隆成さんになる。