俺様外科医は初恋妻に一途な愛を貫く~ドSな旦那様の甘やかし政略結婚~
「本当にありがとうございした」

最寄り駅でアシェルさんを見送りながらお礼を言った。

「いいのが見つかってよかったよ。こちらこそありがとう。今度はチサトたちがニューヨークにおいで。僕が案内するから」

「はい。楽しみにしています」

「また会おう」

アシェルさんは大きく手を振って去っていく。

いつか隆成さんとニューヨーク旅行をしてみたいなと思った。


家路を急ぎながら、写真をどこに飾ろうかと思案した。

せっかくだからサプライズにしてみようか。

リビングの片隅にさりげなくフォトフレームを置いておいたら、隆成さんはいつ気がつくだろう。

見つけたときの彼の反応を想像するとわくわくした。

「ん?」

帰宅すると、リビングに人の気配がした。

私がアシェルさんと出かけている間に、隆成さんのほうが先に帰っていたようだ。

「隆成さん、早かったんですね」

ソファに座っている彼に話しかけると、なぜか仏頂面を向けられた。

彼の機嫌が悪いのをすぐに察する。

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