俺様外科医は初恋妻に一途な愛を貫く~ドSな旦那様の甘やかし政略結婚~
「千里が俺を思ってしてくれることは、なんでもうれしいに決まっている」

些細な思いつきだったのに、優しい眼差しで見つめられるとたまらない気持ちになった。

「隆成さん……」

「ん?」

「私、胸が苦しい……」

吸い寄せられるように彼のそばに歩み寄った。

ためらいがちに抱きつくと、面食らった彼が息を呑む。

「千里?」

「……私、隆成さんが好きみたいです」

とうとう彼に告白してしまった。

もうあとには退けない。

「俺のかっこ悪いところを見せるほうが、千里には効果的なのか?」

たぶんその通りだ。

うなずくと、彼はふっと笑う。

「ダメ男を掴むタイプだな、千里は」

「……隆成さんはダメ男じゃないです」

「千里次第でどう転ぶかわからないぞ?」

手のひらで頬を撫でられ、獲物を捕らえた獣の瞳で覗き込まれた。

「ん……っ」

最初から舌を絡める濃密なキスを交わす。

柔らかくとろけ合う感覚に陶酔していると、彼は笑みの混ざった吐息をこぼした。

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