Again〜今夜、暗闇の底からお前を攫う〜
「奈都」


私は奈都を優しく抱き締める。

奈都も私の服をギュッと握る。


「私は来年も再来年もその先もずっと、奈都の誕生日を祝うつもりでいる。
私があの家に戻っても、私はずっと奈都の味方でいるよ」


距離なんて関係無い。

そもそもそんなに遠くも無いし、会いたいと思えば会える距離だ。

私はいつだって奈都を思ってる。


「あー、お兄が綺月ちゃんと結婚でもすれば家族になれるのになぁ」

「うん、そうだね…えっ!?」


私は驚いて奈都から離れると、奈都は何も間違ったことは言ってないと顔が真面目だった。


「綺月ちゃん的に、お兄はどう思う?」

「…ど、どうって?」

「好きか嫌いかで言うとどっち?ねぇ、どっち?」


奈都は前のめりで私の肩を掴むとグイグイと質問してくる。
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