Again〜今夜、暗闇の底からお前を攫う〜
「綺月ちゃん、綺月ちゃん!」

「…ごめん、何?」

「もうすぐ21時だよ」

「え?」


奈都に言われ時間を確認すると、もうすぐ21時になろうとしていた。

窓から外を見ればすっかり暗くなっていた。

集中しすぎて、外の景色さえ目に入っていなかったのか私…


「ごめん、続きはまた次回でいい?」

「うん!」


そう言うと私は急いで帰る支度をする。

時間足りないなぁ…もっと教えてあげられたらいいのに。


「奈都、次回までにこの問題集出来るところまで進めといてくれる?」

「分かった」

「分からなかった時は答え見ていいから、その代わりちゃんと理解すること」

「はい!」

「答え見ても分からなかったら付箋しといて、今度教えるから」

「はい!とりあえず綺月ちゃん急いで!」
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