超絶イケメンな幼なじみに、めちゃくちゃ愛されちゃってます♡


 確かに軽井沢でも帰りのサービスエリアでも、乃愛はいつもよりもおとなしかった。

 それも俺のせいなのか?

 俺がさっさと告白をしないから……。

 そう考え込んだとき、

「あたしの親友を泣かせんなっ」

 という言葉とともに、丸められた紙が飛んできた。

「は?なんだよ、やめろ、夏帆」

 そう言う俺の言葉に耳を貸すことなく、夏帆は丸めた紙を俺に向かって投げ続ける。

「アンタのこと、負けず嫌いって知ってるけど、なにもこんなところで発揮しなくてもべつにいいじゃん」

「は?」

「いつもの生意気な口調で、好きだって言えばそれでいいじゃん」

「ん?夏帆、なに言って」

「傲慢な顔で、あごをツンと上にあげて。超上から目線の俺様顔で、大好きだって言えばそれでいいじゃん」

「夏帆?」
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