超絶イケメンな幼なじみに、めちゃくちゃ愛されちゃってます♡


 モデルで俳優という仕事柄、かわいい女の子もキレイな子も見慣れているはずだけど、それでもやっぱり乃愛のかわいさは格別で、俺は思わず息を漏らした。

 乃愛の愛らしさがハンパない。

 もう、ほんと、一目惚れした子供の頃から、乃愛のことが好きで好きで仕方がない。

 おまけに、乃愛が着ていたのは、ふわっとしたフリルがかわいい、オフホワイトのキャミワンピース。

 女の子っぽい乃愛には、ものすごくよく似合っている。

 乃愛が立ち上がった瞬間、細くて白い腕にかかるゆる巻きの髪がふわっと揺れた。

「……っ」

 なにこの子。天使かなにか?

 信じられないくらい、かわいすぎる。

 でも乃愛、いくら夏だからって、少し露出が多くない?

 まぶしすぎて、目のやり場に困るだろ。

 今すぐ俺の着ているシャツを脱いで、羽織らせたい。

 乃愛を直視できなくて、恥ずかしくなって、つい横を向いてうつむいた。

 でもなにをしているのか、いっこうに乃愛が来ない。

 不思議に思って、顔をあげて乃愛を見た。

『どうした?乃愛。座らないの?』

 そう言っても、乃愛はボーッと立っているままで、まだ来ない。

『乃愛? 乃愛?』

 何度呼んでも来ないから心配になって、立ち上がって乃愛のところに行った。

< 42 / 298 >

この作品をシェア

pagetop