超絶イケメンな幼なじみに、めちゃくちゃ愛されちゃってます♡
やばい、幸せすぎて、涙出そー。
俺の胸に手をついて、目を見張りつつもうれしそうにしている乃愛を見て、内心うれしすぎてたまらないのは自分の方なのに、またまた格好をつけてしまう。
『バーカ。なに驚いてんだよ。乃愛はただ、ドキドキしてれば、それでいーの』
本当は、乃愛よりも俺の方が、絶対ドキドキしてるけど。
きっと、乃愛よりも俺の方が、何万倍もうれしいと思っているけど。
でもそれは、言うよりも乃愛に感じてほしい。
……なんて。
うわー、俺、かなり恥ずかしいことを考えてんな。
照れすぎて、にかっと笑い、乃愛のおでこをつんつんと触った。
『さっきは、“乃愛の初めて、全部俺がもらうから”って言ったけど。
やっぱ無理。乃愛のは、初めてだけじゃなくて、2回目も3回目も……って、何言ってんだろ、俺』
うれしすぎて、幸せすぎて、それから乃愛がかわいすぎて。
ついこぼれた本音が恥ずかしすぎていたたまれなくなった俺は、グイッと乃愛を抱き寄せた。
こんな照れた真っ赤な顔、乃愛に見せられるはずがない。
だからギュッと抱きしめたまま、乃愛の耳もとで囁いた。
『つーか、乃愛、今度はちゃんとドキドキしろよ? 乃愛は、ただ、ドキドキしてればいいんだよ』
あー、もー、俺。
さっきからそればっかり言ってんな。
どれだけ乃愛にドキドキしてほしいって思ってんだろ。