総長は、甘くて危険な吸血鬼 Ⅰ




ちなみに私の席は1番後ろの、窓側から二列目の席だ。


そう、1番後ろの列!


私の苗字は“朝宮”だから名前順とかだと大体一列目。

出席番号も大体1番。


だからまあ、1番後ろの席なのは嬉しい。
目立たなくて済むし。


そう思いながら女子からの鋭い視線から逃れたくて、反対側の窓際に座っている隣の席の子にも一言声をかけようと思ったら



「うわ、隣女とか最悪」



頬杖をついたまま横目で睨むようにこちらを見たのは──赤羽くん。

今朝ベンチで出会ったばかりの彼だった。


うわ、はこっちのセリフなんだけど…

こんなあからさまに態度悪い人、今まで会った事ない。



さっきから言われっぱなしで、さすがに悔しかったので思わず口を開く。



『…人の善意を迷惑とか言う性格悪い人の隣なんてこっちこそ最悪ですけど!』


「あ?…お前、ホントに俺の事知らないんだな」



またそれ。

赤羽くんって、そんなに有名人?





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