LEVEL

LEVEL2 岡田くんの奴隷!?





「遅い」
「…」

『何でアタシの椅子に岡田くんが座ってるの?』
何てきくより早く
「伝言。今日の委員会3時40分から図書室だって」
「あ、ありがとう…ございます」

岡田くんはそのまま席を譲る事無くアタシの後ろの席にいる田島くんと話していた。

チャイムが鳴ると席をたった。


自分の席なのにチョコンと座ったら後ろの席の田島くんに「そんなに嫌?」ときかれた。












今日は委員会があるのにゴミ捨てを頼まれた。
断れない。
頼まれごとをきくのが…今のアタシの存在理由だから。




「遅い」
朝岡田くんに言われた事をまた言われてしまった。
「ご…ごめんなさい」
「まだ集まってないからいいけど…」
「は…はぁ」

メガネをかけた少し茶髪で短髪の男子と
黒髪でショートヘアーの女子が黒板の前に出た。


「今日は自己紹介とポスターの張り替え、あとプリントを渡すから明日クラスで発表して。これについてはまた後で教えます」

え…;;

予想以上に仕事があることと、クラスのみんなの前で発表しないといけない事に驚いた…。

アタシ1人じゃ無理!!!
(岡田達が通っている学校はド田舎にあるので2クラスで委員会などの代表者はクラスで1人だけなのです)


アタシはずっとその事を考えていた。


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