LEVEL

LEVEL7 友達

















「……ぉぃ」
「…ぉい」
「おい」
ん?
「おい起きろ」
「ん〜…」
体が揺れる。
「起きろ」
何で岡田くんの声がするの?
イデ;;
ほっぺたをつねられた。
岡田…くん?
今の状況を理解したらすぐ目が覚めた。
「起きろ;;………ったく熟睡かょ;;」

耳元で声がする…///
岡田くんの息が髪にかかる///
くすぐったい。
岡田くんの体温がわかる。
岡田くんが…近くにいる。

胸が痛い。
岡田くんの腕は居心地がいい。
でもドキドキする。
何なんだろうねこの感じ(笑)


「困った…」

ため息が髪にかかってきゅっと岡田くんの腕を握りしめた。
「杉浦?」
「あ、ごめんねっ岡田くん///」
「ったくもっと早く起きろよなー」
「ごめんね」
岡田くんはんと言って反対側の窓を見つめた。
「うわっご、ごめん///」
「あぁうん」
まだ抱きついていた腕を離した。
居心地がいいのにドキドキする腕。
そんな事言ったらまた変態扱いされるよ。







『石山ー』
『次止まります。ご乗車、ありがとうございました』

「ありがとうございました」
「はい。ありがとうねー」
「あっした」
「ありがとうねー」




「行くぞ」
「あ、うん」





ゆっくり歩き出す。





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