LEVEL
「ほら、服きいてたじゃん?だから中学のときのダチに頼んだんだよ」
「あ、ありがとう///」
体育館の玄関には汚れた軽に段ボールが入っていた。
「よッス啓太」
「修平久しぶり」
「真太郎が適当に段ボールに積めたって」
「まぁ使うの俺じゃないし」
啓太くん…という人は首にタオルをかけて、服は汚れたつなぎ。工事の人がよく着ている服だ。
髪は汗でボサボサ。
「あ、福田」
「おー新岡。久しぶり」
「何この段ボール…」
「真太郎ん家の服。お前らのクラスで使うって頼まれたから真太郎に頼んだんだよ」
「んで、俺が持って来た」
「そー言えば真太郎見ないわ」
「あいつ朝早いじゃん」
「朝何時だっけ?」
「6時半のバスだって」
「うわ嫌だぁ;;」