政略夫婦は念願の初夜に愛を確かめる〜極上御曹司の秘めた独占欲〜
隣人夫婦の陰謀



 ロビーラウンジの全面に広がるガラス窓からは、透き通る海に西日が差してキラキラと光るのが望める。

 行き交う招待客やマスコミ関係者。会場となるRENJYO OKINAWAの本館二階フロアには、多くの人が詰めかけている。

 ホール前にはお祝いのスタンド花が並び、通りがかると生花の香りが鼻を掠めた。


「すごくたくさんの方が集まってくださっていました」


 後日オープンする別館最上階のスイートルーム。拓人さんが今日は特別にこの部屋に宿泊しようと、部屋を用意してくれた。

 中庭にある段式の美しいプールがシンボルとなる別館は、トロピカルガーデンに包まれる日常を忘れられるまさに極上リゾート。

 客室も南国リゾートらしい内装となっており、スイートルームには海を望める広いバルコニーにジャグジーがついていた。


「ひとりで見にいったのか?」


 窓から海を眺めていると、背後から拓人さんに抱きすくめられる。

 顔を向けると唇に触れるだけのキスが降った。

< 104 / 127 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop