政略夫婦は念願の初夜に愛を確かめる〜極上御曹司の秘めた独占欲〜
極上ホテルステイをした結婚初夜という特別な日だったのに、怖気づいた私のせいですべては台無しに……。
そんな風に始まった新婚生活は、私のせいで夜の営みのないものとなってしまった。
拓人さんとベッドに入る日は毎夜、彼が触れてきてくれるかもしれないと鼓動を高鳴らせる。
でも、触れるのは決まって頭の上だけ。髪を撫で、静かに眠りについてしまうのだ。
今夜もまた何も進展はなかった。そう悶々としながら私も目を瞑る。
そんな日々を送りながら、結婚してもう八か月にもなってしまった。
まさか、未だに一線を越えていないなんて誰も思うはずがない。
この状況を打開しなくてはいけないと思ってはいるものの、何も良い案は思い浮かばず、かと言って誰かに相談できるわけでもなく、月日だけが流れている。
子どもができるできないうんぬんより、それ以前の問題なのだ。