国際弁護士はママとベビーに最愛を誓う~婚姻解消するはずが、旦那様の独占欲で囲われました~

併設されたフードコートで昼食を済ませてからキッズエリアに戻り、エリア内のアトラクションを制覇した。午後二時になり、遊び疲れた凌太はベビーカーの中で眠りに落ちる。午睡が始まるといつも一時間半は起きない。
歩き続けていた私たちの足も自然と止まった。

「久嗣疲れてる? 休む?」
「俺は大丈夫だけど」
「私も。でも凌太寝ちゃったから、どうしようか」

ベンチなどに座って休んだ方がいいのかと周囲を見回してみる。

「海の方行ってみるか?」
「え」

ベビーカーの持ち手に腕を乗せて押しながら、久嗣はキッズエリアから出てしばらく歩くとたどり着くマリンエリアに視線を向けた。
展望台やアートのような噴水、ショッピングモールなど大人と楽しめるこのエリアは、主にカップル向けの場所として有名である。

「うん……」

凌太が眠った隙にカップル向けのエリアに誘われ、ドキドキと胸が高鳴る。久嗣も少し、緊張しているように見えた。
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