国際弁護士はママとベビーに最愛を誓う~婚姻解消するはずが、旦那様の独占欲で囲われました~

「……気になってたの?」
「悪い。流せたらよかったんだけど、無理そうだ。玲菜にそういう気を起こさせた俺が悪いから責めるつもりはないよ。大事なのはこれからなんだし。……でも誰なのかくらいは知りたい」

久嗣は重ねた腕に頭をのせ、少し拗ねた素振りを見せる。こんなことを考えてはいけないのかもしれないが、ちょっとかわいいと思ってしまった。

「それって、ヤキモチだと思っていいの?」
「まあそうだよ。ヤキモチなんてかわいいものじゃないけどな。もっと深刻に、かなりショック受けてますよ」

本格的に拗ねているみたいだ。

「久嗣が妬くなんて意外だね」
「はぐらかすなよ。教えて」
「はぐらかしてない。あーもう、ごめん我慢できない。私にも言いたいこと言わせてくれる? 今さら妬くとか言われてもね。好きでもなんでもなかったくせに、離婚間近になったらいきなり熱烈な旦那さまだことで」
「はあ?」

いつもの言い合いが始まる予感がするが、私たちはもう止まらず、向かい合って睨み合う。
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