国際弁護士はママとベビーに最愛を誓う~婚姻解消するはずが、旦那様の独占欲で囲われました~
しばらく沈黙が流れる。もはや映画はバックミュージックのように私の意識の外にある。体は、彼がいる右側だけが熱くなっていく。
すると、突然彼が私の肘かけに体を寄せ、耳もとでつぶやいた。
「映画見てます?」
ドクン、と心臓が跳ねる。
それは、彼は見ていないということだろうか。それで私にも聞くということは、もしかして「見ていない」と答えたら、会話を続けてもいいということ……?
「み、見てないですっ!」
「はは、食い気味」
「やだ、すみませんっ……」
「じゃあ、少し付き合ってもらえますか?」
白く光るシーンになったスクリーンが彼の顔を照らし、きれいな輪郭が浮かび上がる。美しすぎて手の中にあったハンカチがこぼれ落ちた。
これは夢だろうか。男性に誘われている。なにに誘われているのかはまだわからないが。
私が固まったまま答えられずにいると、彼はハンカチを拾って私の手に持たせた。
「いくつですか?」
「へっ。二十四、です……」
「俺のふたつ下だ。じゃあ、隣のバーでいい?」
すると、突然彼が私の肘かけに体を寄せ、耳もとでつぶやいた。
「映画見てます?」
ドクン、と心臓が跳ねる。
それは、彼は見ていないということだろうか。それで私にも聞くということは、もしかして「見ていない」と答えたら、会話を続けてもいいということ……?
「み、見てないですっ!」
「はは、食い気味」
「やだ、すみませんっ……」
「じゃあ、少し付き合ってもらえますか?」
白く光るシーンになったスクリーンが彼の顔を照らし、きれいな輪郭が浮かび上がる。美しすぎて手の中にあったハンカチがこぼれ落ちた。
これは夢だろうか。男性に誘われている。なにに誘われているのかはまだわからないが。
私が固まったまま答えられずにいると、彼はハンカチを拾って私の手に持たせた。
「いくつですか?」
「へっ。二十四、です……」
「俺のふたつ下だ。じゃあ、隣のバーでいい?」