国際弁護士はママとベビーに最愛を誓う~婚姻解消するはずが、旦那様の独占欲で囲われました~
繋がりを失ってもあきらめがつかず、俺は葉月玲菜という人物を探す方向へチェンジした。
困難だが見つけ出す情報は十分に揃っていた。本名と年齢がわかっており、出身大学も予想がついている。加えてニューヨークからの帰国子女で翻訳家、現在は東京に在住している。これだけでかなり特定できる。職業柄、人探しは得意だった。
しかし、いくら探しても彼女は見つからず、手がかりすら掴めなかった。
本当に実在するのか疑問に思うほどで、俺は次第に、彼女からもらった連絡先、そして教わった名前に疑念を持った。
もし、これらが嘘だったら? 見つけ出せるわけがない。
彼女が幻になりそうな感覚に陥るが、出会ったのだから存在している。どこにいるかがわからないだけだ。
彼女が遠くなればなるほど、会いたくてたまらなくなる。
失恋しかけているのは自分でもわかっていた。俺と会いたいと思ってくれていたら、連絡がとれない状態にはしないだろう。
でも、俺は会いたい。