国際弁護士はママとベビーに最愛を誓う~婚姻解消するはずが、旦那様の独占欲で囲われました~

ふたりのシャワーが終わり、眠そうにする凌太をカーペットの上の布団に寝かせて食事をする。
凌太が起きている間は話しかけ、ぎこちなくとも会話をした。しかし中身はなく、凌太の話題がなければとくに話すことはない。自分たちの話をすれば言い合いになることはわかっていた。

片付けと寝かしつけをしてくれると言うのでそれに甘え、私はシャワーを浴びる。リビングに戻ると凌太は寝室に移動して眠ったようでいなくなっており、ダイニングテーブルは綺麗になっていた。

リビングにあるソファーのテーブルの方へ、マグガップに淹れられたホットココアが用意されている。

「座りなよ」

彼は先に、側面の一人掛けソファーへ座った。やはり勘違いじゃない。久嗣はなにかに怒っている。

「……機嫌悪いの?」
「いいから座れって」

口調が強くなったのが怖くなり、とりあえず彼とL字になるように席に着く。手に持っていたスマホをテーブルの上に置き、ココアをひと口飲んだ。
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