クールなあおくんに近づきたい!〜あと10センチ、きみに届け〜
…とはいえ、やっぱり少し寂しい。

みんなと枕投げしたり、トランプしたり、恋バナとか…してみたかったなぁ。


えーい、今日はもう寝ちゃおう!

疲れてるのは本当だしね…!


私は電気を消して、部屋の端っこのお布団に入った。





そうして思い出すのは、


『…やっぱ、ダメかぁ』


逢和君の切ない笑顔と、ゾッとするほど私を拒絶する逢和君の、体。


…すごく、すごく怖かった。


いつの間にか、逢和君への気持ちが大きくなっていたことも、

逢和君を抱きしめたいって、思ってしまったことも。

もしかしたら私はいつか、逢和君を殺しちゃうんじゃないかって。
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