兄妹 ~禁断の恋が動き出す運命の一夜~
お守り代わりにそのカフスを小さなポーチに入れて、大学にもっていく新しいバックに入れたのは、家族にも内緒だ。

「優莉ーお風呂入ろう。」
1階から母に呼ばれて私は返事をしてもう一度1階に戻った。

明日から生活が変わる。

今までのあたりまえはあたりまえじゃなくなる。



その日の夜、私はいつまでも眠りに付けず朝方やっと眠りについた。

私と蓮人の部屋は隣あっていて、夜中にも隣の部屋から物音が聞こえていた。
蓮人も、同じ気持ちかも知れないと思いながらやっと眠りに落ちた。
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