極彩色の絵画みたいな(詩集)

群衆

「群衆」



来る日も来る日も
わたしのステージに
わたしは群衆として立つ
起伏のない物語に
拍手喝采のカーテンコールはない
誰も群衆を褒めない
スクランブルの群れに埋もれたわたしを
見つける人なんていないのだから
けれど、でも、わたしは、わたしも……嗚呼、



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