月と黒猫
「ニャーくん、ずっと一緒にいてくれてありがとう。」
するとカヨちゃんは2つに束ねていた髪の1つのリボンを解きました。
そしてそのリボンをニャーの首に結んであげました。
「このリボンはね、カヨのお気に入りなの。でもね、ニャーくんに1つあげる。」
カヨちゃんはにっこりと笑いました。
「これでニャーくんは寂しくないよ。ずっとカヨが一緒にいるからね。」
『ありがとう、カヨちゃん。』
カヨちゃんにはそう聞こえました。
ニャーはカヨちゃんの頬にキスをしました。
そしてニャーはまた歩き始めました。
「バイバーイ、ニャーくん!!」
カヨちゃんはニャーが見えなくなるまで手を振り続けました。