また雨の日に殺人を。
バス停でバスを待つことにした。


いつも元気なハヤテが静かだからか空気が重い。


重い空気の中アオバがぽつりと話し始めた。
「あのさ、俺今日怖い夢みたんだよね。」



「…」
ハヤテが無言でアオバを見つめる。

「どんな夢見たの?」


「…それがあんまり覚えてなくて」





「え〜そこは覚えててよ!でも夢ってちゃんと覚えてないよね」




「そう、なんだよね。あ、バス来た。」
顔が青白い。


「ねえ本当に学校やすんだら?」
私はこのまま学校行って大丈夫なのか不安になった。


「スミカの言う通りだよ」





「何言ってんだよ。早く行こう」
あははと笑っていたが、無理のある笑いだ。
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