経理部の女王様が落ちた先には
「かんぱーーーい!!!」


久しぶりにグラスがぶつかり合う音を聞いて、少しだけ気を抜いた。


「支社長、飲まないんですか?」


「また会社戻るからな。」


その言葉に、他のメンバーが俺を見る。
それからお互いに目を合わせ何やら目だけで会話をしていく。


「なんだよ?」


「支社長って、なんでそんな頑張れるんですか?」


「そりゃあ支社の立ち上げで大変なのは分かるんですけど・・・」


「なんか・・・鬼気迫るというか・・・」



そんなことを言われ、俺は全員参加した支社のメンバーを見回す。
俺が1から書類選考し、俺が採用したメンバー。
まだ2ヶ月と少しだが、この2ヶ月“俺”によくついてきてくれた。



こいつらには、いいかな・・・と、思った。




「好きな女、迎えに行くんだよ。」
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