経理部の女王様が落ちた先には
優しく後ろから抱き締められ・・・




その声の主にゆっくりと振り向く・・・





涙が、流れた・・・






「遅れすぎです・・・」





「これでも、大急ぎで来たから・・・。
許して・・・。」






無造作に乱れた髪の毛・・・





ワイシャツのボタンを数個開けた、少しはだけた胸・・・





その目は、いくつもの死闘をくぐり抜けた戦士かのような・・・




そんな、深くて、鋭い、目・・・。





でも、この端正で気品のある顔立ちが、戦士というより騎士のようだと錯覚させる・・・。





そして・・・




ビジネスマンの象徴であるネクタイが、ない姿・・・。





それは、鎧を脱いだ、戦いを終えた騎士・・・。






いつだって、落ちそうになるわたしを必ず救いだしてくれた・・・






わたしの、騎士・・・。
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