経理部の女王様が落ちた先には
若い男性がいなくなった後、私は声の主を見上げる。




そこには、虫1匹も殺せないような顔の結城部長が、いる。





「ここ、いい?」





結城部長が、私を後ろから抱き締めたまま、私の隣の席に右手を置き聞いてくる。






「ダメです。」





そう答え、ゆっくりと立ち上がり結城部長にお辞儀をする。





まだ何も減っていないコーヒーのプラスチックカップを持ち、ピンヒールでその場を去った。
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