経理部の女王様が落ちた先には
夜の道をピンヒールで歩き、一人暮らしの部屋に帰る。




歩く速度を上げていく。




規則正しい音が、どんどんと早くなっていく。




どんなにピンヒールの音を聞いても、冷静にはなれないから。





それでも、何度も何度も、ピンヒールの音を聞く。






早く、帰りたかった。





私の、城へ・・・。





この目に溜まった涙を、どうしたらいいのか分からないから・・・。
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