先生、私がヤリました。
「ハヅキくん、お姉ちゃん今日帰ってくるの遅いかも。」

「どれくらい?」

これくらい、って言って、私は時計の六時を指しました。

「いい子にしてられる?誕生日なのにごめんね。」

着替えとメイクを済ませて、ハヅキくんをケージに入れました。

「ケーキ買ってくるからね。」

「うん。」

「何味がいい?」

「あのね、プリンと果物がいっぱい入ってるやつ!」

ケーキが食べたいって言ったのに、ハヅキくんが食べたがったのは多分プリンアラモードのことでした。

そんな物どこで覚えたんだろうって考えてみたら、答えはあのヒーローアニメのDVDでした。

アニメの中でヒーローの弟子がご褒美におっきなプリンアラモードを食べさせてもらうんです。
ハヅキくんはいつも羨ましそうに観てました。

「かしこまりました。師匠。」

敬礼した私にハヅキくんは嬉しそうに手を叩きました。

「いい子にね。」
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