ミみ
今日は信喜(しき)(ろう)、私の三人で信喜の部屋でテスト勉強。



「楼、遅いな」

「そうだね」



楼がトイレに行ってから15分以上経ってる。

便秘だと聞いていたけど、大丈夫だろうか……。



菜々梨(ななり)ってさ。
よく耳触るよな」

「気づいた?」

「気づく。隣に居る時間が長いからな」



なるほど。



「私、耳の中がかゆく感じる事が多くてこすっちゃうんだよね」



そうするとかゆくなくなるから。



「耳アカがたまってるんじゃないのか?」

「そうなのかも!」



耳かきなんて大分してない。



「でも、自分で耳かきやるの怖いなぁ…」



鼓膜を傷つけてしまいそう…。



「俺がやってやろうか?」

「本当? お願いします!!!」



やって下さい!!!



「…良いのか?」

「うん!!! 信喜なら信じて任せられる」

「……ちゃんと考えてから言え」



信喜の膝枕とささやきに自分の左耳を左手で覆う。

赤く…なってるから……。
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