星と月のセレナーデ





それから、私は準備を終え
神楽殿へと足を進めた



今日の主役...



そう呼ばれるようになったのは
物心ついた頃からだった



氏子である私は、お祭り最終日には必ず

各丁から出る山車と共に競演をするのが

このお祭りの仕来りでありルール。



舞台袖で待機する私に
決まっておばあちゃんは飴をくれていた



私の肩をさすってくれるおばあちゃん


出番が回ってきた...。





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