咲き誇れ、麗しい華。
避難目的で小部屋を訪れた時と同じ、包み込むような優しい目。
麗華ちゃんの居場所はここにあるから大丈夫だよ。
そう励まされているようにも聞こえて、目頭が熱くなる。
「ちょっと! なに泣かせてんの!」
「え、俺のせい?」
「侑希しかいねーだろ。そんな青白い顔で見つめられたら誰だってビビるだろ」
「えええ。ごめんね麗華ちゃんっ。化粧落としてくるね」
「いえっ、大丈夫ですよ、そのままで」
落としたらただの美形男子になっちゃうし。
こぼれた涙を拭っていると、「じゃあ……」と何かひらめいたように怜央先輩がかぼちゃの被り物を手に取って……。
「侑希には代わりにこれを被ってもらおう」
「なんでだよ。お菓子食べられないだろ」
「大丈夫大丈夫。視界は不良でも口のとこ穴空いてるから。なんなら俺が食べさせようか?」
「結構です」
「麗華ちゃん、今のうちに食べちゃおっか」
「は、はいっ」
攻防戦を繰り広げる男子組をよそに、凛華先輩と2人で残りのポテトチップスを平らげたのだった。
麗華ちゃんの居場所はここにあるから大丈夫だよ。
そう励まされているようにも聞こえて、目頭が熱くなる。
「ちょっと! なに泣かせてんの!」
「え、俺のせい?」
「侑希しかいねーだろ。そんな青白い顔で見つめられたら誰だってビビるだろ」
「えええ。ごめんね麗華ちゃんっ。化粧落としてくるね」
「いえっ、大丈夫ですよ、そのままで」
落としたらただの美形男子になっちゃうし。
こぼれた涙を拭っていると、「じゃあ……」と何かひらめいたように怜央先輩がかぼちゃの被り物を手に取って……。
「侑希には代わりにこれを被ってもらおう」
「なんでだよ。お菓子食べられないだろ」
「大丈夫大丈夫。視界は不良でも口のとこ穴空いてるから。なんなら俺が食べさせようか?」
「結構です」
「麗華ちゃん、今のうちに食べちゃおっか」
「は、はいっ」
攻防戦を繰り広げる男子組をよそに、凛華先輩と2人で残りのポテトチップスを平らげたのだった。