私の嘘と彼女の真実
しかし、親友と会ったあとに親友の夫と寝るだなんて、どれだけ度胸があるんだと季実枝は我ながらおかしくなってきた。
家に帰り、和史が買ってきてくれていた弁当で夕食を済ませる。
昔からそうだ、彼は手料理をせがんだりしない。
自分は料理が苦手だし、無理に作ることはないと言ってくれる。
そういうところは優しくて、好きだ。
「なー、友子と会ってたんだろ?
あいつ、なんか言ってた?」
和史の口調は、心配しているというよりも一応聞いておくかといった感じだ。
「んー、もうすぐ来る和史の誕生日、どうしたらいいか聞かれた」
それでまさか、親友関係が終了の危機に陥るなんて思わない。
あれはさすがに嫌味が過ぎていたなと季実枝は改めて反省した。
「なんて答えたんだ?」
「料理とケーキ作って、欲しがってた財布プレゼントしたらいいんじゃない?
って勧めておいた」
「ふーん」
聞いておいて和史は無関心そうだ。
「それよか、俺は季実枝からプレゼントが欲しいな」
にかっと笑い、彼が抱きついてくる。
「だから、それは友子からもらいなよ」
季実枝の口から疲労の濃いため息が落ちていった。
家に帰り、和史が買ってきてくれていた弁当で夕食を済ませる。
昔からそうだ、彼は手料理をせがんだりしない。
自分は料理が苦手だし、無理に作ることはないと言ってくれる。
そういうところは優しくて、好きだ。
「なー、友子と会ってたんだろ?
あいつ、なんか言ってた?」
和史の口調は、心配しているというよりも一応聞いておくかといった感じだ。
「んー、もうすぐ来る和史の誕生日、どうしたらいいか聞かれた」
それでまさか、親友関係が終了の危機に陥るなんて思わない。
あれはさすがに嫌味が過ぎていたなと季実枝は改めて反省した。
「なんて答えたんだ?」
「料理とケーキ作って、欲しがってた財布プレゼントしたらいいんじゃない?
って勧めておいた」
「ふーん」
聞いておいて和史は無関心そうだ。
「それよか、俺は季実枝からプレゼントが欲しいな」
にかっと笑い、彼が抱きついてくる。
「だから、それは友子からもらいなよ」
季実枝の口から疲労の濃いため息が落ちていった。