悪役令嬢ですが推し事に忙しいので溺愛はご遠慮ください!~俺様王子と婚約破棄したいわたしの奮闘記~2
部下どころか、同僚や上司にも容赦がない冷酷無情な厳しい隊長である。
時々忘れてしまいそうになるのは、こんなアメリアの問いかけにも普通に反応してくれるからだ。
(私の話をよく聞いてくれる、のよね)
無関心キャラだとゲームには描かれていたのに、そうだと思えない部分も、彼の冷酷優秀だというキャラをアメリアに忘れさせる。
「ほら、お前も見逃してしまいますよ」
クラークが、向こうを指差して言う。
「うん」
どうしてか、また懐かしい感じがしてアメリアは頷いた。
再びクラークと共に、ミッシェルの〝見守り会〟を続行した。会場は人々の談笑で煩いほどだった。
「あのきらきらとした笑顔、素敵すぎだわ……」
アメリアは、しゃがみこんだまま両頬を手で包み込んでうっとりとする。
「双眼鏡を持ってくるべきでしたね」
「わかります。もう少し大きくミッシェル様のご尊顔を堪能したい! はぁー、私幸せです。二人が無事に婚約できることになったあの舞踏会以来、とても充実しているのを感じます」
こうして、同じ最推しファン同士での活動もうれしい。
しかし、ふと、自分で口にしてアメリアは「ん?」と首をひねった。
「舞踏会……誰か忘れているような?」
クラークが、何やら察したような顔をした。
だが、間もなくして彼はこう続ける。
時々忘れてしまいそうになるのは、こんなアメリアの問いかけにも普通に反応してくれるからだ。
(私の話をよく聞いてくれる、のよね)
無関心キャラだとゲームには描かれていたのに、そうだと思えない部分も、彼の冷酷優秀だというキャラをアメリアに忘れさせる。
「ほら、お前も見逃してしまいますよ」
クラークが、向こうを指差して言う。
「うん」
どうしてか、また懐かしい感じがしてアメリアは頷いた。
再びクラークと共に、ミッシェルの〝見守り会〟を続行した。会場は人々の談笑で煩いほどだった。
「あのきらきらとした笑顔、素敵すぎだわ……」
アメリアは、しゃがみこんだまま両頬を手で包み込んでうっとりとする。
「双眼鏡を持ってくるべきでしたね」
「わかります。もう少し大きくミッシェル様のご尊顔を堪能したい! はぁー、私幸せです。二人が無事に婚約できることになったあの舞踏会以来、とても充実しているのを感じます」
こうして、同じ最推しファン同士での活動もうれしい。
しかし、ふと、自分で口にしてアメリアは「ん?」と首をひねった。
「舞踏会……誰か忘れているような?」
クラークが、何やら察したような顔をした。
だが、間もなくして彼はこう続ける。