夜明けの天使たち
これまでに見たこともないほど、哀しげな眼差しで私を見つめ返すレイくん。

そんな目で見ないで…微笑んでサヨナラしようよ?

「ちょっと、外の空気吸ってくるね」

居たたまれなくなったので、そう告げて、そそくさと玄関に向かう。



「行くな…!」
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