観念して、俺のものになって
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翌朝、カーテンの隙間からこぼれ落ちる光で目をさます。
なぜか妙な息苦しさも覚えた。
「ん……?」
なんだか、唇を引っ張られるような感覚がする。
不思議に思って、薄ら目を開けたらほぼゼロ距離にある紬さんの顔に仰天した。
「うひゃあっ!!?」
「あ、起きたの?おはよう」
いや、おはようじゃなくて!
朝からその綺麗すぎる国宝級の顔を間近で見る私の身にもなってよ!!
ベッドの中でのけぞろうと体を動かすと、させるものかと両腕が私の背中に伸びてくる。
そうして何を考えているのか唇をちゅっちゅと吸い付いてきた。
「うっ、ぴゃっ!なに、してるんですか!」
「ぴゃって……まひるはかわいいなぁ」
ニコニコと誰もがうっとりような笑みで梓の唇を奪っていく。
息苦しい原因はこれだったのかと納得しつつ、紬さんの腕から逃れようとすれば不満げに声を上げられた。
「嫌だ、離れないでこっち集中して」
「んっ、ちょっと、ダメです!
昨日散々したじゃないですかっ」
いっぱいキスしたし、それ以上の事もした。
自分で言っといて、思い出したら恥ずかしくて顔が熱くなってきちゃった。