婚約者には愛する人ができたようです。捨てられた私を救ってくれたのはこのメガネでした。
「シャルコの街に来てから、わたくしも自分がいかに恵まれていたのかということを感じるようになりました。あの屋敷に引きこもって、ただ言われたことに従うような生活でしたが、衣食住には困らなかった。ですが、こちらに来てからは自分のことは自分でやる。それがシャルコに住む人たちの生活の仕方なのです。ですから、職を失ったら、という気持ちもわかるような気がします」
再び、リューディアはそこでクズ石を掬う。
「選ばれし民。選ばれし魔宝石。選ばれし民は、他の民たちのためにその選ばれた力を使う。となれば、選ばれし魔宝石も選ばれなかった魔宝石のために、その力を使ってもいいとは思いませんか?」
「え? それこそどういう意味だい? もしかして、魔宝石とこのクズ石を混ぜるってこと? それじゃ、偽造だよ」
違います、と言ってリューディアは笑む。
「ええと、レンがおっしゃったことに近いのですが。このクズ石と呼ばれるものを分類すると、魔力を取り込むことができるけど形が悪いもの、形はいいけれど魔力を取り込む力が弱いもの、の二つに分けられると思います」
「そうだね」
「ですから、これらのクズ石のその二種類を混ぜ合わせたら、その、魔宝石としての効果を発揮してくれるのではないか、と考えているのですが」
再び、リューディアはそこでクズ石を掬う。
「選ばれし民。選ばれし魔宝石。選ばれし民は、他の民たちのためにその選ばれた力を使う。となれば、選ばれし魔宝石も選ばれなかった魔宝石のために、その力を使ってもいいとは思いませんか?」
「え? それこそどういう意味だい? もしかして、魔宝石とこのクズ石を混ぜるってこと? それじゃ、偽造だよ」
違います、と言ってリューディアは笑む。
「ええと、レンがおっしゃったことに近いのですが。このクズ石と呼ばれるものを分類すると、魔力を取り込むことができるけど形が悪いもの、形はいいけれど魔力を取り込む力が弱いもの、の二つに分けられると思います」
「そうだね」
「ですから、これらのクズ石のその二種類を混ぜ合わせたら、その、魔宝石としての効果を発揮してくれるのではないか、と考えているのですが」