婚約者には愛する人ができたようです。捨てられた私を救ってくれたのはこのメガネでした。
◇◆◇◆
次の日の朝。エメレンスは意を決しリューディアを迎えにいった。彼女はいつもイルメリとヘイデンと共に、現場まで歩いてくる。
「あら、エメレンス殿下。ナイスタイミング。助かったわ」
イルメリが出てきた。
「ヘイデンは先に行ってしまったし、実は今、下の子の具合が悪くて。それで私は後から行こうかなと思っていたところだったの。でも、ディア一人で現場まで歩かせるのは不安で。ほら、事務所荒らしの件もあったでしょう? いくら魔法が使えるといっても、少し、ぼんやりとしているような子だから」
この話を聞いたとき、エメレンスは思い切って行動に移してよかったと思った。
「ディア。エメレンス様がいらしてるわよ。早く準備していきなさい」
「あ、はい……」
部屋の奥からリューディアの声が聞こえてきたのだが、それが慌てた様子にも聞きとれた。普段とは違う彼女を見ることができ、得した気分になったのは言うまでもない。
次の日の朝。エメレンスは意を決しリューディアを迎えにいった。彼女はいつもイルメリとヘイデンと共に、現場まで歩いてくる。
「あら、エメレンス殿下。ナイスタイミング。助かったわ」
イルメリが出てきた。
「ヘイデンは先に行ってしまったし、実は今、下の子の具合が悪くて。それで私は後から行こうかなと思っていたところだったの。でも、ディア一人で現場まで歩かせるのは不安で。ほら、事務所荒らしの件もあったでしょう? いくら魔法が使えるといっても、少し、ぼんやりとしているような子だから」
この話を聞いたとき、エメレンスは思い切って行動に移してよかったと思った。
「ディア。エメレンス様がいらしてるわよ。早く準備していきなさい」
「あ、はい……」
部屋の奥からリューディアの声が聞こえてきたのだが、それが慌てた様子にも聞きとれた。普段とは違う彼女を見ることができ、得した気分になったのは言うまでもない。